ガルバニウム鋼板は最強の屋根材!

屋根葺き替え

屋根の葺き替えはガルバニウム鋼板が最も満足できる屋根材【人気急上昇!】

『ガルバニウム鋼板』の屋根は、最近よく耳にする屋根材で新築、葺き替え問わず人気の屋根材となっています。

ですが、『ガルバニウム鋼板というものが何なのか?』知っている人は、ほとんどいません。

金属の屋根でしょ?ぐらいの認識しかない人がほとんどだね!

ガルバニウム鋼板の屋根の葺き替えについて解説していきますが、それ以外に次のような疑問も一緒に解説していきます。

  • ガルバニウム鋼板の屋根って最近よく聞くけど?
  • 昔の古い家だけどガルバニウムの屋根に葺き替えできるのかな?
  • ガルバニウム鋼板の屋根は金属だから夏は部屋が暑くなるんじゃない?
  • ガルバニウムの屋根ってどれぐらいの年数持つの?
  • ガルバニウム鋼板の屋根のメリットやデメリットは?

この記事は、上記のような疑問やガルバニウム鋼板の葺き替えを検討している人に向けて優しく詳しく解説しているので、是非この記事を見てガルバニウム鋼板の葺き替えを検討してみてください。

なるべく専門用語などは使わないで解説していくから安心して!

ガルバニウム鋼板の屋根に葺き替えすると満足できる理由

金属屋根

まず結論としてガルバニウム鋼板に葺き替えすると、満足できる理由について言うと

『超軽量と超耐久を併せ持った超優秀な屋根材!』且つスタイリッシュやシックなデザイン性であるため。

現代の気候や地震などの災害にも効果的で、しかもデザインがオシャレなので屋根の性能と外観の両方で満足できる!ことが1番の理由となります。

特にデザインは豊富でデザインを重視した色合いや模様の屋根材が、たくさんあるんだ!

家は築年数が古いものから近年多い現代的な家までありますが、全ての家で性能と外観の両方とも満足できるというのは、ガルバニウム鋼板の屋根しかないと言っても過言ではありません。

ガルバニウム鋼板は勾配をほとんど気にすることがなくて、古い家も含めて全ての家で施工可能だと思っていいよ!

この理由から僕は、ガルバニウム鋼板の屋根の葺き替えを強くオススメしています。

ガルバニウム鋼板の屋根の性質や性能について

ガルバニウム鋼板屋根にソーラーパネル

ガルバニウム鋼板の屋根について今から詳しく解説していきますが、一見完璧に見える屋根材ですが当然デメリットもあります。

ガルバニウム鋼板の屋根に葺き替えするなら性能について理解することは大事だよ!

メリットやデメリットも解説していきますが、まずはガルバニウム鋼板について説明していきます。

ガルバニウム鋼板とは?

ガルバニウム鋼板とは、鋼板をメッキで覆う工程を踏むことで表面を極限まで錆びにくくしている金属性の建材になります。

金属屋根でよく聞くトタン屋根がありますが、主に亜鉛とメッキでできている屋根材で、一昔前にかなり使用されていました。

ガルバニウムとは

ガルバニウム鋼板は亜鉛とメッキ以外にもアルミニウムやシリコンを含めることで防錆の能力がさらにアップしている金属建材

特にアルミニウムは、耐熱性や熱反射性に非常に優れていて、トタン屋根よりも屋根の温度(部屋の温度も)が上がりにくい特徴があります。

この優れた性質から屋根材で扱われることが近年多くなってきました。

ガルバニウム鋼板はトタン屋根の進化版だね!

ガルバニウム鋼板は超軽い

ガルバニウム鋼板は、薄い金属でできていて非常に軽い特徴を持っています。

大体1平米で5キロ〜7キロぐらいの重さとなっています。

とはいえ、その重さが果たして軽いのか分からないですよね。

屋根の単位を知って、違う屋根材と比べてみると違いがすごく分かるんだ!!

この屋根の分かりにくい単位を簡単に表すと次の通りです。(すごく簡単です。)

屋根の単位

1平米(へーベー)=㎡

ただ読み方が違うだけです。

要するにガルバニウム鋼板は、1㎡あたり約5〜7キロということになりますね。

これが瓦の場合を見てみましょう!

瓦の場合、1平米(㎡)あたり約50キロぐらいになっています。

ガルバニウム鋼板の10倍の重さなんだ。

単純にガルバニウム鋼板の屋根と瓦屋根とでは10分1の差があるということになるので、広い屋根で見てみると、かなりの差があることが想像できますよね。

ちなみに1坪は、約3,3平米(3,3㎡)となっていて、これは畳が約2枚分の大きさとなっています。

ガルバニウム鋼板は超高耐久

ガルバニウム鋼板は、超高耐久の塗装によって塗膜の劣化を防いでいます。

ガルバニウム鋼板の表面は、塗装で仕上げているんだ!

塗装することで塗膜が表面を覆いますが、ガルバニウム鋼板の塗膜は耐久性が高いため、劣化までの期間が長い特徴があります。

また普通はあり得ませんが、決められた期間までは塗膜の劣化を補償してくれるものもあって、メーカーも耐久性に自信を持っているのが分かりますよね。

補償してくれることが多い期間

  • 赤サビは、20年以上保証してくれることが多い
  • 塗膜も15年以上保証してくれることが多い

ガルバニウム鋼板のメリットとデメリット【屋根について】

屋根のメリットとデメリット

次にガルバニウム鋼板の屋根についてメリットとデメリットを解説していきます。

ガルバニウムの屋根は、確かに優秀な屋根材だけどデメリットも当然あるんだ!

ガルバニウム鋼板のメリット

ガルバニウム鋼板の屋根は、大体6つほどのメリットがあります。

たくさんメリットあるよ!

ガルバニウム鋼板のメリットはこんな感じ!

ガルバニウム鋼板のメリット

  • 水はけがいい
  • デザインが豊富
  • 屋根材自体が軽量
  • 金属屋根にしては耐久年数が長い
  • カバー工法が可能
  • 工事日数が短い

1つずつ詳しく解説していきますね!

ガルバニウム鋼板は水はけがいい

水弾く

ガルバニウム鋼板は金属製の屋根材なので、水分を吸収することなく水を弾いてくれます。

水はけがいいと、すぐに雨樋の方に水が流れていってくれるので、水が溜まりにくくなり雨漏りなどの原因を防ぐことができるんですよね。

水はけがいいと屋根が長持ちするんだ!

デザインが豊富

ガルバニウム鋼板は模様や色合いなど非常にデザイン性に富んでいます。

どんな人でも『探せば気に入るデザインがまず見つかる!』と言うぐらいデザインが豊富なのです。

また葺き方も縦葺と横葺きがあり、モダンな感じからスタイリッシュな感じまで家の雰囲気をガラッと変えることのできるデザインがたくさんあって気分を変えることが容易に出来てしまう屋根材なのです。

正直いってガルバニウム鋼板で葺き替えた家はオシャレの一言だよ!

屋根材自体が軽量である

屋根材自体が軽量なのは、正直メリットの1つです。

誤解してはいけないのが、瓦など他の屋根材の重さがダメ!と言うわけではないよ。

軽量だと地震の揺れを小さくすることができて、家のダメージを減らすことができます。

家は地震が発生する度に物凄い力が柱などの箇所に負担をかけるので、揺れを少しでも抑えることができるガルバニウム鋼板は、家を長持ちさせることができるのです。

古い家など木材の年数が経っている家にも効果的だよ!

耐用年数が長い

ガルバニウム鋼板は、トタン屋根などの金属屋根より遥かに耐久性が高いのが特徴です。

屋根材も日々高性能になっているんだ!

正直、家の環境によっては、特にメンテナンスしなかったとしても30年近く家が持つことも珍しくはありません。

これは上記でも説明していますが、耐久性の高い塗膜を形成しているからで、劣化スピードが非常に遅いことが要因として挙げられます。

カバー工法が可能な屋根材

古い屋根材によっては、ガルバニウム鋼板はカバー工法で葺き替えすることができます。

カバー工法は、古い屋根材の上から新しい屋根材を施工することを言うんだ!

カバー工法が可能な屋根材というと

カラーベストなどのスレート系の屋根材が一般的!

一般住宅で数多く普及しているコロニアルなどは、カバー工法が可能ということです。

その他にもトタン屋根などもカバー工法ができないことはないですが、新しく葺き替えした方が効率も耐久性も上回ることが多いので、オススメはあまりしません。

カバー工法が可能かどうか?は、屋根材以外にも木材などが劣化していないか?なども重要な判断材料なんだ!

工事日数が短い

ガルバニウム鋼板の葺き替えは、瓦屋根などと比べて非常に工事日数が短いことが多いです。

上記でも説明したカバー工法によって大幅に作業工程が短縮されて工事日数が短くなることもありますが、それ以上にガルバニウム鋼板は施工しやすい屋根材の為、スムーズに工事が進むことが多いんですよね。

めくり(古い屋根材の撤去)まではどの屋根材でも工程は同じだけど、撤去後のスムーズ感が他の屋根材と比べて違ってくるんだ!

ガルバニウム鋼板のデメリット

ガルバニウム鋼板は、優れた屋根材ですが【完璧!】とまでは残念ながらいきません。

デメリットもあるので見ていきますね。

ガルバニウム鋼板のデメリットは、次のようなことが挙げられます。

ガルバニウム鋼板のデメリット

  • 海に極端に近い家には不向き
  • 扱う業者も多いが施工トラブルも多い
  • 全国どこでも使用できる屋根材ではない
  • 葺き替え後、他の業者が屋根に上がった場合に毎回確認する必要がある

噛み砕いて説明していきます。

海に極端に近い家には不向き

これは僕自身の体験を元に解説しますが、漁港など海沿いの家を葺き替えした時に、2年ほどでサビが発生しました。

勿論ガルバニウムの種類やグレードによっても違うと思いますが、2年は明らかに早すぎです。

ガルバニウム鋼板は20年以上は普通は錆びないからビックリしたよ!

同様の状態が数件続いたので、海沿いの家はガルバニウムの葺き替えをを僕はオススメしていません。

ガルバニウム鋼板の各メーカーは海沿いの家が施工不可としている訳ではありません。(あくまで個人の感想になります)

原因として考えられのが、潮風などによって屋根が腐食していくことが挙げられます。

扱う業者が多い反面トラブルも多い

これは業者の技術力や知識力が大きく関係してくる問題で、ちゃんと施工できる業者もいれば、そうでない業者も一定数いる!ということです。

技術力や知識力がない業者に施行されてしまうと、大きな施行不備でトラブルになることがあります。

例えばこんなトラブル!

よくあるガルバニウム鋼板のトラブル

  • 工事が終わってから、屋根材が剥がれたり雨漏りしたりする
  • 問題が起こると連絡がつかず逃げる業者が多い

業者が施行方法をあまり理解していないと、きちんと屋根材が固定されていなかったり、雨漏りしてしまうことが結構あります。

特に台風などで一気に屋根材が飛ばされたりするケースを僕もよく耳にします。

あと、施工業者に知識や施工能力がないから問題が発生しても対処できないので最初から逃げる前提の業者もいたりするので、油断できません。

施工した本人も理解していないことが多いから、トラブルが大きくなると逃げて連絡がつかなくなることも!

全国どこでも使用できる屋根材ではない

ガルバニウム鋼板は、全国どこでも使用できる屋根材ではありません。

使用できない地域は、主に雪国が対象となっています。(具体的には毎年の積雪が30センチを超える地域

ガルバニウム鋼板の屋根は、30センチ以上雪が降ると重みで屋根材が変形してしまうことがあります、。

1度変形すると元には戻せないので注意が必要です。

あと上記でも説明しましたが、海に近い家も実際に錆びている家を確認したので個人的には海に近すぎる家も施工には向かないと思っています。

葺き替え後に他の業者が屋根に上がる度に屋根を確認する必要がある

ガルバニウム鋼板の屋根は、【踏んではいけない箇所】が存在します。

踏んではいけない箇所

屋根材と屋根材の繋ぎ目の部分

繋ぎ目を踏んでしまうと変形したり凹んでしまったりする場合があるので注意が必要なのですが、屋根業者以外の業者は知らないことが多いので、知らずに踏んでしまうことがあります。

例えばアンテナ業者や電気屋などの業者で依頼した場合だね!

当然知っている職人もいるでしょうが、中には知らない職人もい流ので注意が必要です。

変形させてしまっても『知らないふり』をする人もいるので、後で施工業者に確認してもらうことで安心できます。

なるべく早くに点検して安心の確約をもらいましょう!

ガルバニウム鋼板の屋根葺き替えをしてきて感じること

ガルバニウム鋼板の屋根

僕は20年以上、屋根職人としてやってきてガルバニウム鋼板の葺き替えも数多くこなしてきました。

実際に葺き替えしてきて個人的に思うことや、お客さまの反応を見てきて感じることがあるので、『実際ガルバニウム鋼板の屋根ってどうなの?』について僕の経験から説明していきます。

まずデザインについてですが、僕の経験上ほとんどの方が『自分の好みのデザイン』だと葺き替えて満足されています。

見た目は薄い板のようなのですが、各メーカー様々な模様や色合いが販売されていて、自分の好みに合ったデザインが1番見つけやすい屋根材と言えるでしょう。

古い家や現代の家にも合うデザイン性が影響しているんだろうね。

ガルバニウム鋼板の葺き替えは意外と値段がかかる

世間的には、ガルバニウム鋼板の葺き替えは【安い!】と認識している人が結構います。

『瓦屋根が1番高くて、ガルバニウム鋼板は、お得!』と捉えている人多いね。

正直言うと、結構お金かかります。

場合によっては瓦屋根と大差ないぐらいの時もあるのです。

その理由としては

  • 材料の高騰
  • デザインのいいガルバニウム鋼板は普通に高額

コロナ禍の影響で、屋根材の値段が上がり、葺き替え金額がかなり上がっています。

またグレードの高いガルバニウム鋼板は、普通に高額なので、『ちょっといいなぁ〜』と思ったものは、大体高いんですよね。

結局葺き替えは、どの屋根材も値段がそこまで変わらないことが多いんです。

カバー工法も極端に値段が安くなる!って訳じゃないんだ。

そして大事なこととして、ほとんどの人がネットで調べて、ホームページの施工例に上がっている葺き替え費用を信じてしまう!ことが問題といえます。

ネットの葺き替え金額は、すごく綺麗な家を基準にしていることが多いので、自分の家と比較することができません。

要するに年数がたった家で、ネットで例に上げているようなお得な金額で工事することは、ほとんど不可能なんだ。

単純に、屋根以外の木材などが傷んでいたりして、工事する箇所が多くなるから金額も上がってしまう!ということなのです。

ガルバニウム鋼板が耐久性がある!と言っても金属屋根の中での話

ガルバニウム鋼板は確かに優秀な屋根材ですが、それは金属屋根という部類の中だけの話です。

塗膜が劣化すると普通にサビが発生しますし、傷がつけばそこからサビついて穴も空いたりします。

条件によっては、対応年数より早く劣化することも結構あるんだ!

僕が修理依頼でよく見るのが、台風などで屋根に物が当たって傷や穴があいた箇所からサビついて本体が劣化しているガルバニウム鋼板の屋根です。

傷がついた本体は、正直あまり長持ちする印象がありません。

定期的にしっかり屋根塗装のメンテナンスが必須だな!っと僕自身思っています。

金属屋根の夏は暑い

『金属屋根は夏が暑い!』というのは、何となく想像がつくと思いますが、ガルバニウム鋼板も結局は同じで夏の部屋は蒸し風呂状態となります。

トタン屋根よりは少しマシかな?という程度だね。

僕自身ガルバニウム鋼板の葺き替え前と後、温度が下がることで快適になるかどうかアンケートを取ったり実際に確認してみたりしてきました。

実際にトタン屋根からガルバニウム鋼板に葺き替えた100人にアンケートを取った結果がこちら!

円グラフ
ガルバニウム鋼板の葺き替え後について

部屋の温度が下がって快適だと思った人が100人中21人しかいませんでした。

また正直、変わらないと答えた人が7割を超えています。

意外と住んでいる人でもよく分からないもんなんだね!

実際に施工してみて

実際に有名なガルバニウム鋼板のメーカーで葺き替え(トタン屋根からガルバニウム鋼板に葺き替え)した時も部屋に入って温度計などで確認しましたが、正直以前とほとんど変わりがありませんでした。

トタン屋根とガルバニウム鋼板屋根のどちらが快適かどうかは、熱対策(遮熱塗料など)しているガルバニウム鋼板であってもお客さんにとっては、あまり前と変わらないということなんですね。

ガルバニウム鋼板の屋根葺き替えは結局オススメできるの?

営業マンとの話し合い

ここまでガルバニウム鋼板について解説してきましたが、結局『ガルバニウム鋼板ってどうなの?葺き替えしていいの?』と思った人いると思います。

長年ガルバニウム鋼板の葺き替えしたきた僕が、ガルバニウム鋼板は葺き替えするべきか?について説明しますね!

ガルバニウム鋼板について僕が思っていることは

ガルバニウム鋼板について

ガルバニウム鋼板の葺き替えは、屋根職人である僕自身も自信を持ってオススメできる屋根材

短所は確かにありますが、それでも十分すぎるほどの性能を持つ屋根材なので、葺き替えするなら特にオススメしたい屋根材です。

そもそも全てが完璧な屋根材なんてない。

それぞれ長所があり短所もあって、それらを理解することが大事!

僕は、20年以上屋根のプロとしてガルバニウム鋼板も数多く施工してきました。

ガルバニウム鋼板は業者とお客様の両方に喜ばれる超優秀な屋根材なので、ガルバニウム鋼板の葺き替えで悩んでいる人も、葺き替えすればきっと大満足すること間違いないでしょう。

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