火災保険は基本的に任意ですが、ほとんど人が加入している保険だと思います。
一口に火災保険といっても最近では保険会社によって色々なプランがあり、正直よく分からないと思っている人も多いのも現状なんですよね。
また、火災保険のプラン以外も申請の仕方や注意点など理解しないといけないことも多々あります。
今回この記事では、火災保険のことを詳しく解説していきます。
この記事で理解できること
- 火災保険とは?
- 火災保険の注意点について
- 火災保険の特徴について
- 火災保険をスムーズに受理される為に知っておくべきこと
- 火災保険の申請の仕方について
火災保険と同じような保険で地震保険がありますが、地震保険もほとんどの人が理解していません。
地震保険については、こちらから詳しく解説しているので併せて読んでみてください。
話がそれましたが、火災保険について全く理解していない人でも理解できるように説明していきます。
子供でも理解できるぐらい優しく解説するから安心して!
火災保険は、火災以外にも屋根や外壁の破損など家全体が対象で適応される保険
まずは、火災保険とは?について説明します。
火災保険とは
火災保険は、損害保険の1つで3年以内の火災や風水害を保証する保険である
という、保険会社の商品の1つになります。
火災以外にも風災や水災なんかもセットで保証されているものが大半で、実際は『災害保険』と言った方が分かりやすいと思います。
火災保険って聞くと火災だけ保証するものって思っている人結構多いんだよ!
家が台風やゲリラ豪雨など自然災害によって破損した場合、火災保険を申請することができるということを覚えておきましょう!
火災保険の申請は、破損箇所の発見から業者とのやり取りや見積もりなど、工事する上で一連の流れの中の1つです。
この一連の流れを詳しく解説している記事があるので、併せて読むことで火災保険を正しく理解でき審査にも通りやすくなります。
火災保険について理解しないといけないことや注意点について
火災保険は普段なかなか申請することがないからか、ほとんどの人がその特徴や注意点などを理解している人が少ないです。
なので火災保険についてもっと詳しく解説していきます。
火災保険の注意点
例えば屋根が被害にあった場合、実は人によって火災保険を申請しても却下されたり他者と同じ工事だったとしても金額に差がでてしまうことがあります。
その理由は、保険会社による審査があるからです。
十分な証拠や正しい書類を提出することで、初めて審査対象となります。
自然災害による破損ではなくただの劣化による破損は、対象外なんだ!
嘘ついても保険会社はすぐに疑って直接調査にも来るから騙すのはやめたほうがいいよ。
保険会社もなるべく保険金は支払いたくないので、少しでも腑に落ちないことがあるとかなり念入りに調査しようとしてきます。
とはいえ、ちゃんと自然災害で破損しているのなら、ちゃんと保険金は下りるので安心して大丈夫です。
火災保険で支払われる金額は、業者によって変わってくる
後でも説明しますが、火災保険を申請するためには業者の見積書が必要で、業者の見積もり能力によって支払われる保険金が変わってきます。
例を挙げてみると!
修理でいけるのに全部やり直す見積もりを保険会社に提出した場合、却下されますし、普通は見逃してしまうような細かな箇所でも自然災害で破損したのが証明できるのならば、その部分の見積もりも保険会社は承諾してくれます。
要するに『これぐらいはかかってしまうのは仕方ない!』と保険会社に理解してもらう必要があるのです。
そのためには、納得できる見積書を作成する必要があります。
屋根を診断する業者によって見積もり金額が変わり、支払われる保険金額も変わってくるということ!
要するに
重要ポイント
自然災害でできた屋根の破損をたくさん見つけることができたなら、支払われる保険金も多くなる
ということで、いかに見積もりが大事かが分かりますよね。
火災保険の特徴について
火災保険は、生命保険と似たような存在と思っている人が結構いるのですが、性質は全然違います。
火災保険の最大の特徴を挙げると
火災保険の特徴
- 保険を使っても保険料は上がらない
- 保険金が支払われても修繕に使わなくてもいい
この2つだと思います。
まず火災保険は、何回被災しても保険料が上がることはありません。
車の保険などとは違う部分だよね。
そして、無事に保険会社から保険金が支払われても別に家の修理に使う必要がありません。
要するに保険金の使い道は自由なのです。
とはいえ、家が破損しているのならば住むのに支障がでているでしょうから、保険金で修理した方が賢明です。
火災保険のメリットとデメリットについて
火災保険のメリットやデメリットについても説明しておきます。
火災保険のメリット
- 火災で建物や資産が消失しても保証してくれる
- 自然災害を受けても保証してくれる
- 色々なオプションがあって家財など細かい物も保証の対象にできる
火災保険の1番のメリットは、予期せぬ災害や火災などから自分の財産を守ってくれることが挙げられます。
オプションには、水害保証もあるし今やほとんどの災害が保証の対象になっているんだ。
火災保険のデメリット
- 保証の範囲を広げると保険料が高い
- 火災保険自体が複雑で理解しにくい
- 保険金が支払われるまで日数がかかり、被災している家がさらに悪化する
メリットやデメリットも考えた上で自分に合った保険プランを選ぶことが重要です。
住んでいる地域についても調べておくことも重要だよ。
火災保険の審査をスムーズにするために重要なこと
火災保険は、審査があることを先ほど説明しました。
その中で、審査をスムーズにするために必要なことがいくつかあります。
火災保険の審査で必要なこと
- 自然災害で家や建物が破損したらすぐに火災保険申請する
- 細かい箇所に至るまで破損している部分の画像データを入手する
- 業者にすぐに見積もりしてもらう
1つずつ見ていきますね。
火災保険は、被災したらすぐに申請する
火災保険は、3年以内に申請しなければならないという決まりがあります。
『3年以内なら後からでも大丈夫だね!』っと思うかもしれませんが、火災保険は被災した当日や次の日に申請した方がいいです。
その理由は、時間が経つにつれてどの台風や災害で被災したのか分かりくくなるからです。
火災保険は、経年劣化は保証の対象外なので期間が空いてしまうと劣化による破損と認定されてしまう可能性があります。
とはいえ、本当にその時に破損していたなら申請はしてみた方がいいよ!
災害の当日や次の日に申請すると、明らかにどの災害だったのか明白なので保険交渉がスムーズになります。
災害で破損した箇所は、念入りに写真や画像データとして入手する
数枚の破損した画像より、たくさん画像があった方が申請がスムーズになります。
特にアップ画像だけでなく全体的な画像もあった方がいいです。
アップ画像ばかりだと、本当に自分の家なのか保険会社が把握できないから注意だよ。
破損している画像は、より詳しく、枚数も多いほど審査がスムーズになるので覚えておきましょう。
業者にすぐに診断と見積もりをしてもらう
審査をスムーズにするためには、画像が大事だと説明しましたが、その画像を入手するには業者に依頼する必要があります。
屋根の画像などは職人でないと危ないから撮ることができないね!
火災保険の申請で最も大事なのは、破損箇所の画像です。
画像が充実しているかどうかで申請スピードが変わってくるので、申請をスムーズにする為には直ぐに業者に依頼して診断してもらった後、見積もりをしてもらう必要があります。
重要ポイント
業者選びに手こずると、申請もその分遅くなるので、見積もり能力の高い業者に依頼することが重要です。
火災保険の依頼方法は、自分と業者に任せる方法の2つがある
火災保険の依頼方法は次のように2通りあります。
- 自分で直接依頼する
- 代行業者に依頼する
自分で依頼する場合、個人と法人で少し必要書類が変わってきます。
個人で依頼する場合
自分で依頼する場合の流れは次の通りです。
自分で火災保険を申請する流れ
- 自然災害による破損箇所を見つける
- 保険会社に連絡して保険請求書を送ってもらう
- 業者を探して診断してもらう
- 破損箇所の画像データをもらう
- 見積もり書と報告書を業者からもらう
- 罹災証明書を発行する
- まとめて保険会社に郵送する
基本的に保険会社との交渉は全て自分で行う必要があります。
法人の場合は、基本的には同じ流れですが2つほど別に必要になるかもしれない書類があります。
法人で必要になるかもしれない書類
- 印鑑証明書
- 商業登記簿謄本(履歴事項全部証明書)
この2つは、保険会社に連絡した時に前もって確認しておいたほうがいいです。
代行業者に依頼する場合
代行業者に依頼する場合、代行業者が破損箇所の画像や見積もりに至るまで必要書類を全て作成してくれます。
その後に保険会社に連絡して書類を提出するだけで申請完了となります。
代行業者に依頼すると手続きが凄く楽になるんだ!
火災保険を自分で申請するか代行業者に依頼するかどっちの方がいい?
結局どっちで申請すればいいのか?ですが、個人的には代行業者に依頼した方が確実で受け取れる保険料が多いです。
自分で申請しても保険会社と交渉もしないといけないので難易度が上がります。
屋根などの専門分野のことを交渉するのって、その道に詳しくないと難しいと思う。
代行業者の場合はどうか?ですがもちろんデメリットもあります。
代行業者に依頼するデメリット
- 悪質な代行業者も存在する
- 無事に保険金が支払われたら成功報酬として、代行業者に規定の代金を支払わないといけない
正直、かなり悪質な代行業者が存在するのも事実です。
工務店などとグルになって、火災保険と関係ない箇所の工事を強要したり工事金額が高額になるケースもあります。
信頼できる代行業者に依頼することが大事!
今すぐ火災保険申請業者に依頼を考えている人はこちらの記事を読んでください。
代行業者は、基本的に保険金が支払われなければ無料です。
支払われて初めて業者にも報酬が入るというシステムなので、代行業者も本気なので保険金が支払われる可能性は高くなります。
その分報酬は、払わないといけないので余計な費用がかかってしまうという見方もできます。
ここで重要なのが、自分で申請した場合と代行業者に依頼した場合の成功確率と保険金の多さを考える必要があります。
自分で依頼しても代行業者より保険金が多く支払われるかは微妙だね!
代行業者は、火災保険申請のプロなので膨大なデータの中から最適な修理や見積もり金額を出してくるので圧倒的に保険金が支払われることが多いです。
また金額に関しても自分で依頼するよりかなり多い印象です。
要するに
重要ポイント
自分で業者を探して見積もりしてもらうより代行業者の方が成功確率や保険金の多さは違う
ということで、これは保険会社が認めるギリギリのラインの金額などのデータを代行業者は把握しているからだと思われます。
屋根工事で火災保険を使うには早期に申請が1番大事!
火災保険についてみてきましたが、屋根についてみてみると屋根の破損や雨漏りによる火災保険の申請(代行業者でもいい)は、特に早い方がいいです。
できれば当日か次の日だね!
理由としては、いつの自然災害なのか証明ができないからで、申請が遅くなるほど難易度も上がります。
屋根の場合、少しの破損だからめんどくさい...って思っていても実は見えない部分で破損がひどい場合もあるので、ぜひ違和感や破損を確認したら火災保険の申請をしてみてください。