はじめまして。現役の屋根職人として独立して生計を立てているkuroといいます!
このページでは、【屋根工事の安全な仕方】を、何処よりも詳しく解説していきます。
僕は屋根職人を職業としてから20年以上、5000件を超える物件に携わってきました。
長年の経験から屋根工事の全てを僕は理解していて
- 新築
- 屋根の葺き替え
- 雨漏り修理
- 屋根のメンテナンス
- 屋根の修理
- 屋根塗装
などの屋根工事で瓦以外にも世に出ている、ほとんどの屋根材も扱ってきました。
正直、20年もやってると屋根工事でわからないことなんてないね!
このブログ【サクラ柄の屋根】では、そんな屋根工事のプロが屋根工事の仕方を完全解説します。
屋根工事で失敗しないために
- 全く屋根の知識がない人でもわかりやすく。
- 全ての屋根材に対応している。
- 専門用語をなるべく使わずに、優しく説明します。
また屋根工事に知識のない人の不安や疑問にも分かりやすく解説ていくので安心してください!
屋根工事の不安や疑問
- 屋根工事する上で失敗しない正しい手順はあるの?
- 自分の家に合う屋根材ってある?
- 雨漏りした時の対処法は?
- 屋根工事する基準は?
- 災害にあったらどーしたらいい?
- 火災保険は適用できる?
- ぼったくられないようにするには?
- 信頼できる業者の見極め方は?
こんな不安や疑問もこの記事で完全解決できます。
屋根工事の安全な仕方なんて、ほとんどの人が知りません。
普段から頻繁に屋根工事するわけじゃないからね!
知らなくて当然!!
ですが、屋根工事は正しい手順を踏まないと、後悔してしまうことが非常に多いです。
例えば
- 意味のない工事をさせられる
- 高額の費用を請求される
- 単純に騙される
- 余計に屋根が悪化する
- 関係のない業者が頻繁に営業にくようになる
など消費者センターでも上位にくる案件だらけで、一つでも当てはまってしまったら、すごく後悔しますよね。
屋根工事すること自体が不安だ!ということもすごくわかります。
だけど屋根工事しないといけない時は必ずある!
この記事はそんな人のためにある記事です。
今までに一回も屋根工事したことない人でも全然大丈夫!
順番通りに読んでいけば、誰でも失敗せず安心して屋根工事をすることができます。
小学生でも分かるぐらい優しく解説していきます。
とりあえず『直ぐに屋根工事したいから安心できる業者直ぐに紹介してくれ!』って人は、下記から詳しく解説しているので読んでみてください。
【STEP0】屋根工事するキッカケと屋根工事する理由について知っておこう!
屋根工事をするといっても工事するキッカケは、人それぞれ違うと思います。
一口に屋根工事といってもいろんな工事があるよ!
とりあえず【ステップ0】として、屋根工事するに至るキッカケと、屋根工事する理由について簡単に説明しておきます。
ですが、屋根工事したことある人や明確な理由がある人は、さっさと飛ばしてくれて構いません。
まずは、普段屋根のことなんか考えもしない人が、何故に屋根工事しようと思ったのか?
そのキッカケをまとめるとこんな感じ。
屋根工事するキッカケ
- 屋根の破損箇所を見つけた
- 破損箇所を指摘された(営業マンや近所の人など)
- 雨漏りした
- 業者が破損箇所を知らせてくれた
- 台風などで被災した
- メンテナンスの時期だから
- 古い屋根だから新しい屋根にしようと思った
- 外壁塗装などの工事もついでに屋根もしようと思った
などが挙げられます。
当てはまっている人絶対いるはずだよ!
これらのことから分かることは
ほとんどの人が思っている【屋根工事する理由】とは、基本的に自分から進んでする工事ではなく、『何か異常事態が起こった時にする工事』のことを指しています。
この考え...間違ってはいませんが、屋根工事する理由は実はそれだけではないです。
そして、ほとんどの人が勘違いしている部分でもあるので、せっかくなので覚えていってください!
知識のない人なら知らなくて当然!今からでも全然大丈夫だから覚えておこう!
屋根工事する理由は、大きく分けて2つあって
- 屋根材の対応年数前にメンテナンスする
- 屋根に異常事態が起こった時に工事する
ほとんどの人は、(2)の異常事態の時に屋根工事するものだと思っているんです。
実は『屋根は生涯工事しなくていい!』と勘違いしている人がメチャクチャ多い...
屋根工事は(1)のメンテナンスも(2)の屋根の異常事態による工事も、どちらも同じぐらい大事で、2つとも密接な関係があります。
詳しいことは、別の記事で解説しているので、よければ読んでみてください。
簡単に言うと、屋根工事する理由は『緊急事態でいきなり工事が必要なのと、緊急事態にならないようにメンテナンスする』の2つがあるのを覚えておいてください。
【STEP1】屋根工事する上で最初にすること
屋根工事する上で、まず最初にしないといけないことがあります。
それは、『屋根の破損箇所や気になる箇所を画像や動画で記録する』ことです。
忘れがちだけど、ものすごく大事だから必ず意識しておこう!
それと後でも説明するけど、火災保険でも画像は必須だから、忘れずに自分でも撮っておくことが大事なんだ!
これから工事する中で画像や動画で記録していないと、業者とのやり取りで後々非常に困ることがあるので覚えておいてください。
記録するのは、携帯やデジカメなどでも大丈夫で、無理に屋根に上る必要はありません。
屋根に上る行為は、慣れていない一般人には非常に危険なので、たとえ勾配がない屋根だったとしても絶対に上らないように。
下(地面)から写メを撮る感じでOKだよ!
具体的な携帯やデジカメで撮るポイントは
- 雨漏りしている箇所
- なんとなく気になった箇所
- 天井のシミなど
- 瓦が破損していたりズレていたりしている箇所
- 明らかに屋根がおかしい箇所
少し具体的に解説していきますね。
雨漏りしている箇所をピンポイントで撮る
今まさに雨漏りしている箇所を携帯やデジカメで撮るのは非常に有効です。
理由としては
業者に説明する際に非常にわかりやすく伝えることができる!
からで、リアルタイムで雨漏りしている画像は、非常に修理する側にとってありがたい情報となります。
雨漏り修理は、実は屋根工事の中でもトップクラスに難易度が高い工事の1つなんだよ。
だから、リアルタイムの雨漏りしていることが分かる情報は修理する上ですごく助かるんだ。
ここでよく言われる質問があって、『具体的にどのような箇所を携帯やデジカメとかで撮ればいいの?』です。
大丈夫です!めちゃ簡単です。
画像を撮る箇所
- 室内の雨漏りしている箇所(天井や壁のシミなど)
- 外に出て、雨漏りしていると思われる付近
- 下から見える範囲の屋根(家)の全容
この3つだけでOKです。
台風などが理由で雨漏りした場合は、当然画像を撮ることは大事だけど、危ないから台風が通過した後にしよう!
雨漏り修理の場合、画像以外にも記録していると助かるものがあります。
それは、雨漏りしている動画です。
重要ポイント
雨漏りの動画は、修理する家で非常に重要な情報となり屋根の水の流れが読みやすくなるだけでなく、雨漏り箇所を特定するのに予想がしやすくなります。
瓦などの屋根材が破損していたりズレていたりする箇所を撮る
屋根の破損などを見つけたり、業者や近所に指摘されたりした場合の画像の撮り方は簡単です。
- 屋根の全容がわかるように(屋根に上がる必要なない)
- 破損部分や気になったりした部分
の2つだけです。
家の全容の画像は、家から少し離れてみると比較的撮りやすいよ!
これに関して、よく言われるのが、業者が写真など撮ってくれるのに『画像とか撮る意味あるの?』です。
結論から言うと、意味はあります。
その理由は、『証拠になる!』と言うことです。
業者に依頼する前の証拠が残る!っていうのが大事なんだ!
屋根工事の業者選びは、実は非常に難しいので知識がない人には難易度が高いです。
いい業者もたくさんいますが、残念ながら悪い業者もたくさんいます。
業者が屋根に上る!と言う行為は、悪い業者に当たった場合、『屋根を業者の都合のいいように触られる』可能性があります。
例えばこんな事案!
- 瓦などを、わざとずらして画像を撮る
- わざと屋根材を割って、破損している!と言ってくる
- 屋根材をめくって、何もないのに全部交換しないといけない!などと言ってくる
これらは、前もって依頼時に伝えた箇所付近を狙って言ってくることが大半なので、前もって画像を撮って証拠を残す!ことが重要になります。
屋根工事で失敗しないようにするためには、 予め画像による証拠を残すことが大事なんだ!
【STEP2】災害による明確な破損の場合は、火災保険申請をしよう!
台風やゲリラ豪雨などの災害による雨漏りや屋根の破損は、火災保険に申請すると保険金を受け取ることができます。
注意点として、明らかな災害による破損じゃないと、火災保険申請できないんだ!
だから、長年の劣化による雨漏りなどは対象外だから注意しないといけないことを覚えておこう。
火災保険についてもっと掘り下げて知りたい人は、別記事で更に詳しく解説している記事があるので、併せて読んでみてください。
ちなみに通常、台風などの災害による火災保険申請に必要な書類は下記になります。
火災保険で必要な書類
- 保険金請求書
- 罹災証明書(市区町村が発行)
- 業者からの修理見積書や報告書
- 被害があった箇所の画像データ(写真でもいい場合もある)
この他、保険金額が高額の場合や保険金請求者が法人の場合は、次のものが必要になる場合があります。
- 印鑑証明書
- 商業登記簿謄本(又は履歴事項全部証明書)
の2つを保険会社から求められることがあるので、覚えておくと申請がスムーズになりやすいです。
商業登記謄本は、全国の地方法務局で申請ができるよ!
印鑑証明書は、役所やコンビニ交付に対応している市区町村で取得できるので、覚えておくと便利です。
コンビニで申請するためには、【マイナンバーカード】が必要なので忘れずにもっていきましょう!
マイナンバーカードには、暗証番号が必要なので事前に調べておいたほうがいいです。(暗証番号は何回か失敗するとロックしてしまいます)
次に、実際に申請していく流れを解説していきますね。
火災保険の申請の仕方は2通りあるので、どちらかを選んで申請してください。
- 自分で保険会社に連絡して申請する
- 火災保険申請業者に依頼する
少し詳しく説明していきます!
自分で火災保険申請する場合
自分自身で火災保険申請する場合の流れを説明します。
まず、台風などの災害で雨漏りなどが発生した場合、すぐに契約している保険会社に連絡して火災保険の資料を請求しましょう!
予め、保険証書を用意しておいて証券番号などがわかるとスムーズに進められます。
その他に被害情報(日時や具体的な破損箇所や現状どうなっているか?)なども控えておくと連絡の際に的確に答えられるよ!
火災保険申請に必要な書類は、先ほど上記でもあげた4つになります。
- 保険金請求書
- 罹災証明書
- 業者からの修理見積書や報告書
- 被害があった箇所の画像データ
これらをまずは、自分で集める必要があります。
とはいえ、すぐに揃う書類ばかりだから全然難しくないよ!
保険金請求書は、契約している保険会社に連絡すると、郵送で送ってくれるので必要事項を記入しましょう。
罹災証明書は、市区町村にて申請することができます。
慌てずに、わからないことがあったら担当の人に聞いてみよう!
最後に業者に屋根の診断をしてもらった後、見積もりしてもらい、破損箇所の画像と一緒に全ての書類を郵送で保険会社に提出して終わりです。
後日、申請が認定されると、指定口座にて保険金が支払われて終了となります。
重要
自分で火災保険申請は簡単にできますが、一つ注意点があります。
肝心の保険金額は、見積もりと説明の仕方や交渉の仕方によって支払われる保険金にかなりの差が出てしまいます。
また最悪、説明の仕方によっては保険会社から怪しまれて認定されなかったり保険金の減額になったりもしてしまう事もあるので注意が必要です。
火災保険申請業者に依頼する
もう一つの申請の仕方が、申請業者に依頼するパターンです。
申請業者に依頼すると、ほとんどの申請作業を丸投げすることができます。
最大のメリットは、火災保険で修理できる箇所(屋根以外も)をまとめて申請してくれるから、貰える保険金額が増えることが多いんだ。
丸投げと言ったけど、本当に丸投げでやることは2つだけ!
- 契約の保険会社に連絡して必要書類を取り寄せ
- 書類に氏名や住所などの個人情報を記入して郵送
これだけで終わりです。
その他のことは、基本的に申請業者が全てやってくれます。
また申請業者に依頼する費用ですが、認定された場合のみ成功報酬として支払います。
申請が認定されなかった場合は無料だから、認定されない&申請業者にも費用を支払う!
なんてことには、ならないから安心して大丈夫だよ!
【STEP3】屋根工事するために専門業者を探す
いよいよ業者探しです。
屋根工事を安全に失敗しない工事をするためには、この【STEP3】が1番大事で、ここが全てと言っても過言ではありません。
屋根工事で最も大事なことは、信用できる業者を見つけることができるか?にかかっているんだ!
屋根の修理以外にも屋根塗装も検討していて業者を探している人は、下記から詳しく解説しています!
正直に言うと知識のない人に業者を見分けることは、ほぼ不可能に近いですし難易度が非常に高いです。
とはいえ、しっかりと業者を見極める方法や、手軽に安心できる業者の見つけ方もきちんと存在するので安心してください。
また安心できる業者と、そうでない業者の見極め方について別記事で詳しく解説しているので、併せて読んでみるとより見極める力が身に付きます。
屋根工事の依頼の仕方なのですが、主に下記の3つが一般的ですね。
- 信頼している屋根業者や付き合いの長い屋根業者にお願いする
- 近くの業者をネットで調べて依頼する
- 業者紹介サイトから依頼する
営業(飛び込み営業など)による依頼は、自ら業者に依頼する訳ではないので省いています。
基本的にこの中から自分にとってベストな業者に依頼する必要があるんですね。
どの方法も間違いではないのですが、『絶対に安心して依頼しているのか?』と聞かれると、不安だと思います。
それぞれの依頼の特徴と、『どの依頼の仕方がいいのか?』というのを説明します。
付き合いのある屋根業者に依頼する
知り合いや付き合いの長い業者がいる人も一定数いると思います。
基本的に信頼している屋根業者や付き合いが非常に長い屋根業者であれば、依頼しても大丈夫です。
注意点として、多くは『工務店』の知り合いが多いので屋根専門業者との知り合いではない!ということを理解する必要があります
あくまで屋根業者の知り合いがいる!という人に当てはまります。
知り合いの工務店や大工に依頼しても、結局どこかの屋根業者に依頼することになるし、中間マージンも取るので金額も高くなることが多いです。
また、大工や工務店は屋根専門業者ではないので、雨漏りなどの難易度の高い工事には対応できないことが多いです。
屋根はあくまで屋根業者専門に依頼することが、屋根工事のポイントなんだ!
逆に言うと、屋根専門業者と付き合いが長いのであれば安心できる選択肢の1つになります。
近所の屋根業者をネットで探して依頼する
次に近所の屋根業者をネットでなどで探して依頼するパターンです。
これは、個人的に博打に近い印象があります。
理由としては、『地元だから大丈夫!』っという勝手な思い込みをしてしまうからです。
もちろん、優良な業者と出会えることもあるし、直ぐに対応してくれることもあると思います。
とはいえ、とんでもない業者や屋根専門でもない業者である可能性もあります。
僕の経験上、安心できる業者と安心できない業者の数はそんなに変わらない印象なんだ!
みなさんが思った以上に、実は屋根業者のトラブルは多い!っということなんです。
屋根の修理は、それなりに高額になることもあるので、『ちゃんと工事してくれるのか?』という心配をしないといけない時点でリスクがあります。
業者紹介サイトから依頼する
最後は、業者紹介サイトから依頼する方法です。
これは、簡単にいえば全国の屋根専門業者が登録しているwebサービスになります。
全国だから自分の家や物件の比較的近くの業者を簡単に見つけることができるんだ!
業者紹介サイトを利用するメリットとしてオペレーターが、適切な業者をいくつか紹介もしてくれるので、相見積もりを取りやすいというのがあります。
また、業者とのやり取りもオペレーターが前もって細かく説明してくれていたりするので、業者とのやり取りが苦手な人には嬉しいサービスです。
屋根工事は業者紹介サイトからの依頼が1番安心できる
これらの中から、どの方法で業者に依頼すればいいのか?ですが、結論から言うと
屋根のプロである僕にとって、業者紹介サイトからの依頼の仕方が1番安心できる依頼の仕方だと断言します。
その理由ですが、1番の理由は、『業者紹介サイトの信頼がある!』ということです。
業者紹介サイトは、お客様のクレームに、ものすごく敏感なんだ!
屋根業者は、業者紹介サイトに加盟できるのも加盟し続けるのも、全てはクレームが皆無か?どうかで判断されます。
一口にクレームといってもいろいろありますよね!
例えばこんなこと。
- 雨漏り修理したのに雨漏りした
- 屋根修理したけど、汚いし直った感じしない
- タバコのポイ捨て
- 職人の笑い話が聞こえる
- 掃除ができてない
など、例を挙げるとキリがないですよね。
業者紹介サイトに登録されている業者は、これらのような問題がない業者だけが加盟しているので、工事の質も職人の態度も信用できる!っということなんです。
業者紹介サイト側は工事後、アンケートや直接電話によって、その業者が問題なかったか?など詳しく確認してくるんだ!
なので、安心できる業者の依頼の仕方は、『業者紹介サイトから!』が最も安心して屋根工事できる依頼の仕方なのです。
知識のない人は、ネットなどで適当に大丈夫かどうかもわからない業者で依頼するより、信頼を培ってきた業者に依頼することで安心できる屋根工事ができるようになります。
【STEP4】業者が屋根の診断に来る前に、ある程度屋根について調べておく
業者に依頼すると、まずは屋根の状態を確認するために、屋根の細かい診断をする日にちを設定します。
早ければ当日〜次の日とかに来てくれるよ!
この業者による屋根の診断をする上で、大事なことがあります。
それは、事前に自分の家の屋根や見てもらう屋根について調べることです。
『調べる!』というと難しく感じてしまいますが、調べる内容は全然難しくないので、安心してください。
パソコンやスマートフォンで直ぐに調べられるよ!
調べ方や、調べるのが難しい人はこちらの記事で詳しく説明しているので、活用してみてください!
屋根について調べる内容は次のような内容です。
- 自分の家の屋根材の名前(瓦とかカラーベストとかぐらいで大丈夫)
- 家に使われている屋根材の修理例やメンテナンス方法
- 大体の修理金額(調べた金額を信用しない)
の3つです。
まず、自分の家の屋根材を知っているかどうかで、業者との話し合いが非常にスムーズになります。
屋根材の名前や実物を知っていないと、業者が説明しても理解できないことが多いんだ!
次に、その屋根材の修理例やメンテナンス方法を軽く調べると、より業者とのやり取りで想像しやすくなります。
最後に、大体の工事金額も調べておくといいのですが、1つ注意点があります。
重要ポイント
決して調べた金額が相場だと思わないこと!
です。これはかなり重要なので覚えておいてください!
屋根工事は、その現場によって屋根の状態が違うため、同じような工事でも金額が違ってくることがあります。
また屋根業者によっても工事金額も全然違うので、各業者のサイトなどで載ってる金額は、正直あてになりません。
重要なのは、金額の幅を見ることが大事なんだ!
屋根業者サイトなどで掲載されている金額をそのまま信用するのではなく、『1番安くてこのくらいで、1番高いのはこのくらい!』
と、この幅を知ることが重要なのです。
この幅を知ることで、見積書を見ても動揺することなく対処することが可能になります。
もし、この幅よりもあまりにも安すぎたり高すぎたりすると、警戒したほうがいい目安ということ!
まずは、業者に依頼したら業者が診断に来る前に、少しだけ事前に調べて知識を得ておきましょう!
【STEP5】屋根業者による屋根の診断
いよいよ依頼して指定日に業者が屋根に登って屋根をチェックしに来ます。
屋根業者による診断で注意すべき点がいくつかあるので説明しますね。
業者が来たら、ちょっと不安になるかもだけど、注意すべき点だけ意識していたら大丈夫だから気楽に!
屋根の診断は必ず一緒に立ち会う
まず大前提として屋根の診断には、必ず立ち会うようにしましょう。
たまに、仕事とか用事と被って屋根の診断を業者のみで任せる人がいます。
これは、リスクがかなり高いので絶対にやめたほうがいいです。
一緒に立ち会いしないと、万が一業者が不正をしても気付くことが難しいんだ!
それと、一緒に立ち会うことで屋根の状態や破損箇所の説明をリアルで聞くことができるので、知識がなくても理解が非常にしやすいメリットがあります。
後で画像やメールなどで破損箇所を知らせれても、理解するのって結構難しいよ。
これは、屋根工事で失敗しないための絶対条件でもあるので、必ず診断日は一緒に立ち会うようにしましょう!
屋根の状態を画像データや写真にしてもらう
屋根に登って診断が終わったら、直ぐに見積もりをもらう流れになります。
見積もりは、後で火災保険申請でも必要なので、必ずもらいましょう!
とはいえ見積もりは、黙っていても業者は必ず作成するので、こちらが要求しなくても貰えます。
実は、業者が屋根の診断が終わった後、見積書以外にも、もう1つ要求しないといけないものがあります。
それは、『屋根の画像』です。
屋根の画像は、データや写真でもどちらでもOK!
屋根の画像は、自分で撮ったものと業者が撮ったもの両方が必要ということです。
年配の方などデータで貰うのが苦手な方は、コンビニで直ぐに現像できるので業者にその旨を伝えるといいです。
屋根の画像を要求する理由は次のようなこと!
- 火災保険申請で必要
- 工事するかじっくり考える材料に使える
- 屋根に上がって不正をしていないか確認
屋根の画像は、冷静に判断する上で非常に重要なものなので必ず業者に伝えるようにしましょう!
屋根の画像は、業者によって要求しても断られることがありますが、そういう業者は要注意となります。
屋根の画像を要求するにあたって、重要なのがどこの画像か?ということです。
屋根の画像で必要な箇所は次のこれ!
- 屋根全体が写っている
- 破損箇所やその付近
- 棟部分
これらのまだ業者が触れていない状態の画像を要求してください!
まだ何も工事していない画像が非常に重要なんだ!
これらの画像を提出してもらえたなら完璧です。
もし、そのまま業者に依頼するならアフターの画像も欲しい!と伝えましょう!
ビフォー画像を黙っていてもくれる業者は、アフター画像も黙っていてもくれるよ!
【STEP6】業者と工事の契約する
破損箇所などの画像を見たり業者からの説明や提示された見積もりで完全納得したのであれば、正式に業者と契約します。
ここでは、契約する時の流れや覚えておいた方がいい事も紹介していきます。
業者に値引き交渉してみる
屋根工事は、高額になることが多いから少しでも安くして欲しいという気持ちがありますよね。
そういう時は、値引き交渉してみましょう!
正直、値引き交渉は、かなりの確率で成功します!
理由はいろいろありますが、この屋根業界は、値引きは結構普通のことなので少しだけでもお願いすると気持ち良く値引きしてくれることが多いです。
あまりにも度が過ぎた値引き交渉は、業者も嫌がるし職人の士気の低下にもなりかねないから注意しよう!
業者の説明や金額に納得できなかった場合
業者に屋根を見てもらい、説明もしてもらってもどうしても納得できない時もあると思います。
屋根工事で最も大事なことは、完全納得した上で工事をする!です。
少しでも納得できない部分があるのであれば、もう少しじっくり考えたり場合によっては、違う業者に依頼する時もあると思います。
完全納得させてくれる業者って実はそんなに多くないんだ。
違う業者にも意見を聞きたいと思ったなら、相見積もりを取ります。
相見積もりを取ることによって、違う考え方や工事方法が変わる事もあります。
たくさんの業者から相見積もりを取ると、結局どーしたらいいのかわからなくなってしまうので、3社ぐらいまでが理想です。
相見積もりする上で、注意点が1つあります。
重要ポイント
最初に見積もりを取った金額は教えてはいけない
教えてしまうと、後の業者は間違いなく最初の業者より値段を下げて見積もりを出してきます。
その業者自体の能力や普段の工事金額がわからなくなるので、相見積もりしてるのは言っても、見積もり金額は絶対に言わないようにしましょう!
相見積もりする場合は、『【step3】の業者紹介サイトに依頼』に戻って業者を探そう!
最初に業者紹介サイトから依頼した場合、依頼候補として予め3社ほど紹介してくれるので、紹介してくれた中から新しく依頼してみるといいです。
【STEP7】火災保険申請書類を提出する
業者と契約して見積もりや画像をもらうと、火災保険申請に必要な書類が全て揃います。
必要書類は、まとめて保険会社に郵送してしまいましょう!
必要書類をもう1度まとめておくと次の通り!
火災保険に必要な書類
- 保険金請求書
- 罹災証明書
- 業者からの修理見積書や報告書
- 被害があった箇所などの画像(写真にした方が郵送しやすい)
書類を提出してから数日(災害の場合は期間が延びる)で、火災保険の承認結果が報告されます。
火災保険は、基本的に『昨日の台風』などによる屋根の破損は、余程のことがないと承認結果で落ちるということはありません。
1年前の台風とかだと、審査には通りにくくなるんだ!
火災保険金をもらうためには、『直ぐに申請する』が大事だと覚えておいてください。
承認結果が遅い場合は、次のようなことが考えられます。
- 屋根の破損具合と見積もり金額が合わない
- 破損の画像が、全てアップでその家の屋根なのか見分けがつかない
- 保険会社が怪しいと疑った
- 画像数が少ない
のようなことが挙げられます。
保険会社も数多くの物件を審査してきているので、膨大なデータの中で大体の費用や工事内容を把握しています。
怪しいと感じたら念入りに調べようとするんだ。
適当に申請したり、わざと屋根材を破損させて請求しようとすると、保険会社自ら調査に乗り出すこともあるので申請はきちんとする必要があります。
とはいえ、真っ当な理由であれば何も問題はないので必要異常に心配する必要はないので安心してください。
保険審査の承認が通ると指定日に保険金が振り込まれます。
保険金は、自分で申請したのと、申請業社から依頼したのとでは、後者の方が保険金が多いことがほとんどなんだ。
これは、申請業社の依頼の仕方(見積もりなど)が上手いからで、その道のプロだから!
ここは仕方ないので、覚えておこう!
自分で申請すると、騙されるなどのリスクはないから安心なのは確かだけど、ちゃんとした申請業社に依頼する方が結果として多くの保険金を手にできるということです。
【STEP8】屋根工事開始日を決めて準備する
業者と契約すると、工事指定日を相談して決めます。
簡単な工事なら次の日とかも全然ありますし、足場を組むような大掛かりな工事なら2週間〜1ヶ月ぐらいかかる事もあります。
どちらにしても工事日が決まれば、その日に向けて準備することがあります。
屋根工事することを工事日前に近所に伝える
屋根工事のトラブルで意外に多いのが、ご近所さんのトラブルです。
せっかく工事するのに嫌な思いするのは、誰だって嫌ですよね。
屋根工事の報告を怠ると結構大きなトラブルに発展することもあるので、軽視するのは危険だと覚えておきましょう!
特に多いご近所さんのトラブルの内容はこちら!
ご近所トラブル
- 作業車の数や路駐
- 屋根の土埃によって洗濯物が汚れる
- 車やカーポートに埃や屋根材の破片などで汚れたり傷がついたりする
- 埃などで家自体が汚れる
- 騒音
特に洗濯物や車が汚れるなどは、怒鳴り込んでくる事もあるので注意が必要です。
これらのトラブルのほとんどは、前もって報告しておくことでほぼ解決できるということです。
前もって伝えておくことで、対策してくれる人がほとんどだよ。
また、ご近所と話をすることで工事日に周りが緊張する感じもなくなり、業者も非常に工事がしやすくなります。
工事中の作業車が何台来るのか確認しておく
工事作業車を把握しておくと、工事作業者が1台の場合は、目の前に止めておけば基本問題はありません。
しかし複数の場合は、道の細さなどで家の前に止めれないこともあります。
この場合でよくあることが、少し遠くに停めて駐禁の標的にされるということです。
多くは通報が多いけど、最近は巡回もしているから要注意なんだ!
車の数が複数ある場合は、ある程度対策する必要があります。
- 近くのパーキングで止めてもらう
- 近所の家に挨拶した時に家の前に止めてもいいか交渉する
の2つが一般的な対策方法です。
どうしても1台しか止めれない場合は、業者に理解を求めてパーキングに止めてもらいましょう。
ですが、何かご近所であまり仲が良くないなどの特殊なことでない限りは、ご近所の方にお願いすると了解を得れることが大半なので屋根工事の報告するついでに交渉してみるといいです。
1番ダメなのは勝手に車を止める!っということだからそれは避けるように!
作業車関係のトラブルは、かなり多いので近所に挨拶するついでに一緒に聞いておきましょう!
【STEP9】屋根工事が開始されて気をつけること
いよいよ工事開始ですが、ここまで来たらもうあまりすることは正直ありません。
なぜなら安心できる屋根工事は、業者選びが全てだからです。
ここまでSTEP通り進めていたら安心して工事が終わるのを待っていても大丈夫でしょう!
ほとんどの人は、最初の業者選びですでに躓いているんだ!
業者選びって思ったよりも難しんだよね。
工事が開始されてから終わるまでに重要なことは、1つです。
それは、『毎日責任者や職人とコミュニケーションをとる』ということです。
とはいってもコミュニケーションをとるのが苦手な人もいますよね。
コミュニケーションというと世間話しないといけないのか?っと思うかもですが、そうではなくて、ここでは確認のことを指しています。
職人と話するの怖いって思う人も結構多いんだよね。
具体的にどんな確認かというと、『今日の工事の流れ』のことです。
今日は、どんな工事をするのか?とか、今日はどこまで工事を進めるのか?など今日の仕事の流れを聞くということです。
この仕事の流れを聞くことで、1日の予定を知ることができ、『この箇所が思ったよりも悪かったから先にこんな工事をします』のような屋根の具体的な話をしてくれるようになります。
それによって、自分も今どんな工事をしているのか想像しやすくなり、職人による説明があった時でもすんなりと理解がしやすくなります。
今どんな工事をしているのか?というのを理解するのはすごく大事なことなんだ!
【STEP10】工事中に予期せぬ問題があった時
稀に工事中に職人が思わぬ破損箇所を見つけてしまい、追加工事になることがあります。
追加工事っというとすごく身構えてしまいますが、冷静に柔軟に対処すれば大丈夫です。
追加工事って聞くと何を言われるんだろ?って思ってしまうよね。
追加工事は、最初の屋根の診断時では発見できないほどの箇所がほとんどです。
追加工事になる例
- 屋根瓦をめくっていったら木材が腐っていた
- 前のルーフィング貼り方に問題があった
- 屋根工事しているとスズメバチが巣を作っていた
- 屋根裏にコウモリが住んでいた
- 瓦を大部分めくっていくと、普段は見えない雨漏り箇所を見つけた
これらは、最初の診断時だけでは判断ができないものが多いのです。
ちゃんと調べたの?って思う人もいるかと思いますが、こればっかりは、どーしようもない場合があります。
屋根に上がっただけでは、全てを把握することはできないんだよね。
まず屋根の診断時は契約もしていないので、工事することができません。
屋根材をたくさんめくって確認する!みたいなことは、工事になってしまってできないんだ!
屋根材も1つ1つが、釘やビスで固定しているので、多くをめくってしまうと耐久的に問題が出てきます。
屋根の診断は、最小限の屋根材のめくりや破損箇所の周辺だけで判断するしかないのです。
完璧に把握しようと思ったら、半分以上屋根材をめくらないといけないだろうね。
とはいえ、追加工事自体が結構稀なのでそこまで気にする必要もありません。
もし追加工事の説明があった場合は、まずはしっかり話を聞くことが大事です。
その中で、絶対に必要な工事以外は、しないぐらいの気持ちをでいるといいと思います。
家自体の耐久性に問題が生じるような場合は、やっぱり工事することを前向きに考えた方がいい。
屋根がしっかりしても違う箇所が弱ってたら何のための工事かわからなくなるもんね!
職人や責任者などから追加工事の相談をされた時は、まずは話を聞いてみて、絶対に必要かどうか?を基準に考えましょう。
【STEP11】屋根工事が無事に完了した後について
ここまできたら、ホッとすると思います。
綺麗な屋根や破損部分がしっかり直っている屋根を見いていると思います。
無事に工事が完了した後にするべきことについて2つあるので解説しますね。
屋根工事前と工事後の画像を要求する
屋根工事が完了に近づいたら、業者からアフターの画像を要求してください。
要するに屋根のビフォーアフターだね!
ビフォーアフター両方とも画像枚数は多めで、大屋根も下屋根も細かく要求しましょう。
基本的にアフターの画像は、保険会社には提出する必要はありません。
画像は、何かあった時に十分な証拠になるので大切に保管しておくことが重要です。
画像と一緒に保証書も一緒に要求しておくといいよ!
屋根工事後にすべきこと
まず工事が終わったら、今後の屋根のメンテナンス方法やメンテナンスする期間などを業者から説明してもらいましょう。
新しい屋根材にしたとしてもメンテナンスは必須なので、必ず詳しく説明を聞く必要があります。
屋根が長期もつためにはメンテが必須なんだ!
どんな屋根材でもメンテは必要だよ。
あと工事後、数日は屋根の様子を見ることが大事です。
特に、雨や風の強い日などは家の天井や屋根から音がしないかなどチェックしてみてください。
何もなければ特に問題はないですし、もし気になることがあった場合はすぐに工事業者に連絡して気になったことを聞いてみましょう。
安心安全な屋根工事ができるポイントは業者選び!
『STEP1〜STEP 11』までが安全に屋根工事できる完全ガイドになります。
順番通りに進めていったら屋根工事は、全てにおいて全く問題なく工事することができます。
難しい業者選びや、ありがちなトラブル問題に費用面など、全て順番通りすれば問題なく工事することができるよ!
何度も言ってますが、安全に屋根工事できるポイントとは、【安心できる業者に工事を依頼する】です。
屋根のプロである僕が自信を持ってオススメできるのが、業者紹介サイトからの依頼です。
すでに信頼を勝ち得ている業者の集まりなので、これ以上ない信用とプライドを持った業者ばかりなので是非、業者選びで悩んでいる人は下記から依頼してみてください!!