今回は外壁塗装やリフォームの専門ブログを運営している『雨漏り診断士』の壁野 陽平さんに記事を書いてもらいました。
屋根の業者選びに対して、外壁塗装やリフォーム専門職から見た独自の視点で重要なポイントを解説してくれました。
非常にためになる内容なので屋根業者を探している人や、外壁とかリフォームしてるけど屋根も気になるって人はぜひ読んでみてください。
僕自身もすごく共感していて自分も気をつけないと!っと思うような内容でした。
以下、壁野 陽平さんの記事になります。
こんにちは!
現役リフォーム営業で『雨漏り診断士』資格保有者の壁野 陽平です。
外壁塗装を失敗させないブログ『コンログ』を運営しております。
「屋根業者を探してるけど・・・、どんな業者を選べば良いかわからない」
「地元の業者に依頼した方がお値打ちそうだけど、不安も感じる・・・」
「優良業者の見分け方のコツはないかな?」
ハウスメーカーやリフォーム店を通さずに、地元の屋根業者に依頼した場合
中間マージンを取られずお値打ちに対応してくれる場合が多いです。
ですが、屋根業者は経験や技術のいる職人を選ばないと、修理をしてもらったのに逆に雨漏りしやすくなる場合も・・・
この記事では、屋根業者選びの3つのポイントを解説!
この記事を最後まで読めば、現役リフォーム営業として100名以上の業者さんを見てきた経験から、本当に優秀な業者の見かけ方がわかります。
結論、屋根業者選びは経験と知識を見極めないと、失敗します。
それでは早速、解説していきます。
屋根業者選び3つのポイント
ハウスメーカーやリフォーム店ではなくて、屋根業者に直接依頼すれば中間マージンがなくお値打ちに施工を依頼できていいですよね。
ですが、屋根職人でない人は屋根施工の知識がないのが当然です。
知識がない状態でどの屋根業者に頼めばいいか・・・判断が難しい
正直、業者探しが知識のない人にとって1番難しい問題ですよね!
業者選びを失敗すると、屋根の修繕だけでなく雨漏りなどにつながる可能性も高いです。
屋根は雨を一番受ける、雨漏りをしやすい箇所だからより慎重になります。
私は現役リフォーム営業として100名以上の職人さんを見てきました。
『知識がなくてもわかる』屋根業者選びのポイントを3つ紹介します。
屋根業者選びのポイント
- 『なに』を『どうする』が明確
- 車内が整理されている
- 雨仕舞いの知識がある
それぞれ、詳しく解説します。
『なに』を『どうする』が明確
屋根業者やリフォーム業者は、家のお医者さんだと思っています。
何をどうするのかわからない状態で、工事に入ると不安がのこります。
専門業者や職人さんは口下手な方も多く、説明が苦手なので説明をせず。
確かに特に年配の職人は、無口の人が多いですね。
「すべて、任せてください」という業者もいます。
ですが、実際には施工が始まってから考えるような業者もいます・・・
『どこ』を『どう』施工するのかを説明してくれる業者を選ぶことをおすすめします。
説明がない業者はよほどの信頼がない限りは、依頼するのは避けた方がいいでしょう。
車内が整理されている。
屋根業者だけではないですが、整理整頓できている人は仕事も確実です。
特に人の経験や施工内容で結果が変わる、屋根修繕では慎重さが重要。
ですが、その屋根業者を見ただけで丁寧に施工してくれる人なのかはわからないです。
そこで、誰でもその業者が慎重に施工できる人かが、わかるポイントとして屋根業者の車内をこっそり見ることです。
車内は結構、気が緩む空間でもあります。
私も新しい施工業者に会うときは、必ず車内が整理されているか確認します。
これは、普段から僕も気をつけないと!っと思いました。
車の整理は、仕事の効率化に影響しますしね。
車内が整理されている、施工御者はトラブルになる率が明らかに低いです。
ダッシュボードに資料やタオルなど、ごちゃごちゃになっている業者はちょっと不安になります。
こっそり、業者の車内をみれる機会は少ないかも知れませんが、チャンスがあったら見てみましょう。
雨仕舞いの知識がある。
屋根は家の中でも一番雨を受ける箇所です。
雨漏りの原因にもなりやすい箇所、だからこそ雨が家に入らない仕組み(雨仕舞い)を理解している屋根業者に頼みたいです。
もし、知識がない屋根業者に依頼すると
- 埋めてはいけない箇所を埋めてしまったり・・・
- 取り合いの部分の施行を間違えたり・・・
すぐには雨漏りしなくても、3年〜5年後に雨漏りにつながる施工になってしまう場合も多い。
私も雨漏りが起こっている現場を見させてもらうと、前回修繕した修繕方法が悪くて雨漏りしてしまうケースもあります。
雨漏りの修理は、原因が前回の修繕方法が悪い場合による依頼が僕の場合、4割を超えています。
でも・・・知識がない人が、屋根業者さんが知識があるか確認することなんてできるかな?
と思うと、思います。
確かに、知識があった方が屋根業者さんの知識を確認することがしやすいですが
知識がなくても、確認するかんたんな方法があります。
それは「雨漏りしやすい箇所はどこですか?」と聞いてみることです。
雨漏りしやすい箇所と、その理由を説明ができる業者は信用できます。
私も業者さんの知識や経験を知るために、少しでも疑問に思ったことは質問します。
回答の内容だけでなく、対応の感じからもその屋根業者さんが詳しいのかどうかわかります。
少しの疑問でも遠慮なく聞いて見ることをおすすめします。
誤解も多い!優秀な屋根業者は以外と口下手・・・?
リフォーム営業をしていると、施工する業者さんや職人さんの対応や態度で苦情をいただくこともあります。
ですが、優秀な業者さんは言動や態度ではなく施工や結果を作ります。
ハウスメーカーやリフォーム会社に依頼すると、非常に親切丁寧な対応をする。
営業さんが間に入ってくれます。
だから値段が高くなるのですが・・・
地元の屋根業者に直接依頼する場合は絶対に知っておいてほしい、屋根業者に対する誤解を解説します。
厳しいこともハッキリいう!
屋根業者や職人さんは、厳しいこともハッキリ言う人が多いです。
当然、施主様の家のことを考えての言動です。
その方がありがたいと感じる施主様なら、不満にはならないですが
ハッキリ指摘されると、不安になったり不満に思う人もいます・・・
ですが、屋根業者はハッキリ言う人が多く、それはあなたとあなたの家のことを考えてのことだということを知っておくと、気持ちが楽になると思います。
専門用語が多い
屋根業者は専門用語が多いです。
屋根の専門用語
- ケレン
- ケラバ
- ルーフィング
- 棟
- 軒天
など、普段は聞き慣れない専門用語を思わず使っている場合があります。
これは、屋根業者が実際に施工経験が多いため仕方がない部分もあります。
屋根だと、寸法で尺や寸も多く使うので一般の方には分かりにくいですね。
不明な用語が出てきたときは、どんどん聞いていきましょう。
口下手で営業トークが上手でない・・・
屋根業者は口下手で営業トークが上手くない方も多いです。
営業マンとして、お客様の要望を聞いて対応するのがメインの仕事ではなく。
屋根補修の施工をして、より長く家を守る屋根を作るのが仕事なので当然です。
そのため、話していると
- 素っ気なく感じたり
- 厳しく感じたり
- 横柄に感じたり
する場合もあるかも知れませんが・・・
まったく悪気はない場合が多いです。
逆に素直な表現が多いため
「営業マンにだまされた・・・」と思うようなことは少ないでしょう。
施工もしっかりして、口下手でない屋根職人はいないの?
施工もしっかりして、口下手ではなく提案も上手い屋根職人もいます。
ですが、非常にまれです。
屋根業者としての『職人の力』と営業的な『コミュニケーションの力』両方持っているのは非常に優秀な方です。
- 地元の屋根職人に直接頼むのが不安・・・
- 自分で探すのは難しいかも・・・
そう思う人は、リフォーム会社やハウスメーカーに頼むのも一つの手段だと思います。
あなたの要望をしっかり聞いてくれたり、企業規模により安心できる部分も多いです。
ですが、その分費用がかかるのがデメリットです。
優良屋根業者を選びは「知識と経験を見よう!」
私はリフォーム営業をしていますが、すべての施主様がリフォーム会社やハウスメーカーを通して、依頼した方がいいとは思っていません。
もちろん、リフォーム会社やハウスメーカーを通した方が良い人や、良い場合もありますが
お値打ちに自分で屋根業者を探したいそんな方には、地元の屋根業者を探すことをおすすめします。
ですが、業者選びを慎重にしないと雨漏りなど屋根のトラブルになります。
慎重に業者を選びましょう。
現役リフォーム営業の私も見ている、屋根業者の選び方のポイント
重要ポイント
- 『なに』を『どうする』が明確
- 車内が整理されている。
- 雨仕舞いの知識がある。
この3点は確認してみてください。
屋根業者さんは、職人気質で話し方に不満を感じる方もいるかも知れませんが・・・
業者の言葉使いではなく、知識や経験を元に屋根業者を選んだ方がよりいい選択ができます。
あなたがよい屋根業者に出会える事を願っています。