屋根の工事をしてて、隣の家の人がいきなり怒鳴り込んできたり注意されたりしたよ...
こんな経験された人いませんか?
実は屋根工事は、ご近所間でのトラブルが非常に多い工事の1つで、他の工事よりも多いのが特徴です。
僕は、20年以上屋根工事をしてきていますが、数多くのご近所間のトラブルを目にしてきました。
今まで近所の仲が良かっても、屋根工事をきっかけに仲が悪くなることも珍しくないんだ!
今回は、その屋根工事でのご近所間のトラブルについて詳しく解説していきます。
ここでのご近所とは、正面や後ろ、左右のお隣の家という認識で解説しています。
この記事を読むと、よくある屋根工事でのトラブル事例の把握と、トラブルにならない対策を知ることができます。
今から解説することを理解しておくと、工事で嫌な気持ちやトラブルにもならないので、是非今から工事を検討している人は読んでください。
屋根工事は、ご近所に対して何も対策していないと高確率でトラブルになる
いきなりですが、屋根工事でご近所とトラブルにならないための結論から言うと
前もって屋根工事することを、ご近所に事前に知らせておくこと!
当たり前だと思うかもですが、これが全てです。
僕の経験上、事前に工事することを知らせていない人だけが、ご近所とトラブルを起こしています。
前もって工事することを伝えている人でトラブルになっている人を、正直見たことないよ!
屋根工事のような大きな工事をする場合、必ずご近所に前もって一言伝えておく!ということを覚えておいてください。
それぞれ人によって捉え方や考え方が違うので、自分の感覚だけで事を進めるのは注意が必要です。
人は、それぞれ性格も違うから工事のことを知らせないと、不快に思う人もいるんだよね。
また前もって伝えておくと、『こっちのことも考えてくれている』と思ってくれるので、工事中も友好的に対応してくれたりもするので、いろんな意味で前もって伝えることは重要になってきます。
屋根工事における特に多いトラブルの紹介とトラブルになる理由
特に屋根工事で多いご近所トラブルの紹介と、トラブルになる理由について少し噛み砕いて説明していきます。
ご近所との間で多いトラブル
- 作業車によるトラブル
- 屋根の土埃で洗濯物が汚れる
- 車にバイクやカーポートなどが汚れたり傷ついたりする
- 家全体が汚れることで起こるトラブル
- 騒音
正直、この5つが屋根工事のご近所間でのトラブルの95パーセントは占めていると個人的に思っています。
1つずつ見ていきますね。
作業車によるトラブル
工事作業車によるトラブルは、ご近所トラブルでも代表的なものの1つです。
中でも次のようなことで、よくトラブルが起きます。
- 作業車の路駐
- 作業車の数
駐車禁止の場所など、迷惑になるような場所に作業車を駐めてしまうことで、他の人が駐車場から出れなかったり入れなくなったりしてしまいます。
前もって工事を伝えていないと、『じゃまだな!』って思ってしまう人もいるから注意しないといけないね。
また作業車の数もトラブルの原因になりやすいです。
細い道や路地が現場の場合、台数が多いと通行のじゃまになって車などが通りにくくなってしまいます。
台数が多いと見通しが悪くなって事故に繋がりそうになって、クレームを入れてくる人もいるね。
屋根の土埃で洗濯物が汚れる
これもよくあるトラブルの1つです。
せっかく洗濯物干したのに、隣で土埃をあげられたら、誰だって腹が立ちますよね。
特に主婦によるクレームが多い印象だね!
これは前もって工事のことを伝えておくと、本人が対策できることなので、いきなり土埃をあげられたら不快になる人は結構多いです。
車にバイクやカーポートなどが汚れたり傷ついたりする
車やバイクを玄関前に停めておく人も多いと思います。
お客さんや友達などが車で来て停めてる人もいるよね。
そんな時、いきなり隣の家からたくさんの土埃があげられて、車などを汚されると不快に思うと思います。
まして、お客さんなら尚更ですよね。
このような場合は、怒鳴り込んでくる時もあって、今後のご近所付き合いにヒビが入ってしまう可能性もあるので注意が必要です。
家全体が汚れることによるトラブル
これは、家の外観を大事にしている人や、最近外壁塗装や屋根塗装などをした人を主に指しています。
綺麗に庭を手入れしている家なども当てはまるよ。
家の外観を大事にしている人が、隣の家からの土埃で外観が汚くなると、ほとんどの人が不快な気持ちになります。
また、細かい木屑などの作業ゴミが風に舞って家の壁についたり雨樋の中に落ちることもトラブルの原因の1つです。
ポイント
家の工事は、お互い様なので工事すること自体は『仕方ない』と思っていても、いきなりされると少しの埃やゴミでも気になってしまうもの
なので、お隣の家が外観を綺麗にしている家ならば、注意しなければいけません。
作業中の音によるトラブル
音によるトラブルは、屋根工事以外にも建築関係であれば比較的多いトラブルの1つです。
いわゆる騒音トラブルだね。
中でも圧倒的に多い音によるトラブルは、次のようなもので
特に多い騒音トラブル
- 日曜日や祭日の工事
- 朝早かったり、夜遅くまで工事している
- かなり音が出る機材を1日中休みなしで使い続けている
これらが騒音トラブルでの理由のほとんどを占めていると思ってもらっていいです。
日曜日など休みの日に工事をすると、ゆっくり休んでいる人からすると不快になり、クレームになることが多々あります。
工事する時間帯もトラブルと密接な関係があって、極端な時間による工事は、高確率でクレームとなります。
具体的には朝の7時から工事や夜の9時まで工事するなどを指しているよ!
機材によるトラブルの少なからずあります。
具体的には、エンジン式の溶接機や高圧洗浄機などの機材のことを指しています。
エンジン式の機材は、防音でもそれなりに音がしますし防音対応でなければ、かなりうるさいです。
休憩中や昼休みなんかもずっと機材を動かしていると、1日中うるさいからご近所はストレス溜まると思うね。
稀に1日中、機材を動かしたままの業者もいるので、一応確認しながら注意は必要です。
屋根工事でご近所の間でトラブルになる理由
こうしてトラブルの内容をみてみると、あまり気にならない人もいるんじゃないかな?と思います。
そもそも屋根工事などは、どの家もするものなので、お互い様のはずです。
ですが現実は、結構トラブルは起きています。
屋根に限らず建築関係は、基本的にトラブルが非常に多いのが特徴なんだ!
トラブルになる理由は単純で、どの家も自分以外の工事に否定的だからなのです。
隣の家が工事すると、内心ではいろんなことを思っています。
内心思っていること
- うるさくなる
- 車が邪魔になりそう
- 埃とか飛んできそう
- 職人って人相良くないからあまり好きじゃない
- 屋根から部屋覗かれそう
- 変に気を遣う
絶対に口には出さないですが、みんな少なからず思っているもので、この中で同じことを思っていた人もいると思います。
不快になる沸点がすごく低いっていうのが特徴なんだ。
だから、少しのことでも不快な気持ちになってクレームになってしまうということなのです。
これが、ご近所とトラブルになる理由ということ理解する必要があります。
理解ができれば対策していけばいいのですが、1番の対策は最初から言っていることで、『事前に伝える』です。
前もって工事する事を伝えるという行為は、その不快になる沸点をあげる行為なのです。
事前に伝える行為は、相手側の誠意を感じる事ができて、工事することを理解しようとしてくれます。
これによって、ご近所のトラブルを防ぐことができるようになります。
屋根工事でご近所トラブルにならない効果的な方法
ここでは、僕の経験からご近所とトラブルにならない具体的な方法を解説していきます。
すごく単純で簡単なので心配しなくて大丈夫ですよ!
まず大前提として、具体的な工事日が決まると工事の2〜3日前には、自分の家の左右と正面と裏の家に対して屋根工事することを伝えます。
これは絶対だよ!
留守の場合もあるので、前日でも問題ありませんが、その場合は伝えにきたけど留守だったと言っておくといいです。
トラブルにならない方法
- 日曜日は工事を休んでもらう。
- 屋根工事する間、工事開始時間を知らせておく
これは僕の経験上、日曜日の工事はご近所とのトラブルが多いので、余程のことがない限り工事はしない方が賢明です。
そして工事開始時間を知らせておくことで、オンとオフが周りの家も把握しやすくなってストレスがかかりにくくなります。
時間を知らせていないと、洗濯物を干している最中に工事開始されたなど、ご近所が工事前に干すなどの対策ができないことでストレスが溜まってしまうこともあるんだ。
これだけで大丈夫です。簡単ですよね!
とはいえ、ご近所には人間関係でうまくいってなくて伝えにくい!という人もいると思います。
お付き合いしたくない家もあるからね。
その場合も対策があるので大丈夫です。
前もって工事業者にお願いする
業者が全て説明してくれるので、これは非常に効果的です。
あいさつするのが苦手な家には、業者にお願いするといいですよ。
屋根工事はご近所に誠意を見せることでトラブルを回避できる
ここまで屋根工事のご近所とのトラブルについて解説してきました。
屋根工事は、騒音や土埃などトラブルになりやすいキッカケが多いのが特徴です。
ご近所に前もって伝えておかないとかなりの確率でトラブルになってしまいます。
トラブルになってしまうと、それ以降のご近所での関係が悪くなってしまうこともあるから注意だね。
対策としては、最低限工事日が決まってから工事日の2〜3日前に一言かけておくことで、ほとんどのことを解決できます。
肝心なのは、相手に誠意を見せるということ!なので是非工事を検討している人は、工事が決まるとご近所に工事のことを伝えにいくようにしましょう。