屋根には色んな屋根材があって劣化してきたら塗装してるけど、いぶし瓦とか釉薬瓦などの陶器瓦とかも塗装できるのかな?
このような疑問に答えます。
屋根材は各メーカーが色んな屋根材を出していますが、基本全て塗装できます。
ですが、今から解説していく「いぶし瓦、釉薬瓦」などの焼物でできた瓦を塗装しているとこを見たことありますか?
一見瓦を屋根を塗装しているのを見かけても、それは、よく似たセメント瓦がほとんどです。
セメント瓦は材料がセメントなので、塗装は普通にできます。
この記事では、瓦の中でも焼物の瓦は塗装できるのか?
また、その工程や塗料は何なのか?
詳しく解説していきますね
【結論】全ての瓦(釉薬瓦やいぶし瓦など含む)は塗装できる
結論から言うと、釉薬瓦、いぶし瓦はちゃんと塗装することができます。
というか、瓦を含め、基本全ての屋根材は塗装することができます。
屋根塗装まとめ
全ての屋根材の塗装のまとめについては、こちらをご覧ください
全ての屋根材の塗装については、こちらで
ただ、注意したいのは、基本的に焼物に塗装はあまり相性が良くありません。
例を挙げると、ガラスに塗装しているのを見たことがないはずです。
理由は、塗装したとしてもすぐに剥げてしまうからで、しっかりとした耐久性を維持できないからなんです。
陶器瓦も同じ理屈です。
「じゃー塗れないじゃん!」って思ったでしょうが、大丈夫です。
ちゃんと陶器瓦にもしっかり塗れる塗料があります!!
まずは、普通は塗ることが難しくて、簡単には塗装できない陶器瓦でもしっかり塗れる塗料があるので塗装できる
と言うことを、覚えてください。
陶器瓦(釉薬瓦、いぶし瓦)を塗装する理由は?
陶器瓦(釉薬瓦、いぶし瓦)を塗装する理由は
- 塗装することで耐久性が上がる
- 見栄えが格段にオシャレになる
の2つが挙げられます。
1の耐久性ですが、基本的にいぶし瓦や釉薬瓦は、塗装を必要とはしません。
じゃー必要としないなら塗装意味ないの?と思いますが、そうではなくて
陶器瓦に塗装しても瓦の耐久性はしっかり上がります
次に、2の見栄えですが、これが陶器瓦の塗装のメインとなります。
陶器瓦に塗装することで、光沢など新品同様の美しさに変わるので、見た目を重視する人は陶器瓦の塗装はオススメです。
一言
稀に、陶器瓦に塗装しても耐久性は変わらない!という人もいますが、それは個人的に間違いだと思っています。
理由として、メーカーが見栄えだけのために塗装の難しい陶器瓦の塗料の開発を、わざわざしないと言うことです。
その証拠に、陶器瓦の塗料を製造しているメーカーをパンフレットを見るとしっかり耐候性と記しています
瓦塗装の施工方法の流れ
陶器瓦の塗装の施行手順を見ていきます。
まず、塗装全般に言えるのですか、塗装する上で最も重要なことが1つあります。
まずは瓦の洗浄する
埃や汚れの上にはどんな優れた塗料でも密着が悪い
と言うことです。(素地調整ともいいます)
要するに、塗る前の掃除が1番大事と言うことですね!
具体的な掃除の仕方としては
- 瓦の表面についているゴミ、泥、、苔、かびを高圧洗浄で除去する(高圧洗浄は、雨漏りの恐れがある為、高圧にはしない)
- 洗浄後は最低丸1日は、十分に乾燥させる
が瓦の掃除の流れになります。
瓦の塗装していく
結論でも述べた通り、陶器瓦の塗装はかなり特殊です。
必然的に塗れる塗料の数が少なくなりますが、その中で塗れるを探すと
- マイルドシリコン
- マイルドシリコン遮熱
- マイルドフッ素
- マイルドフッ素遮熱
- マイルドいぶし
5つがあります。
ちなみにこのマイルドシリコン、陶器瓦意外にも
- カラーベスト
- セメント瓦
- 乾式コンクリート瓦
- 陶器瓦
- 金属瓦
と全ての屋根材に塗れる利便性抜群の塗料なんです!
カラーベスト(コロニアル)については、こちらをお読みください!
この塗料は、2液型シリコンアクリル樹脂系塗料で
油性で、硬化剤と主剤を混ぜることで性能を発揮する塗料です。
耐候性、作業性、浸透性、付着祭とどれも全く問題のない超優秀な塗料なんです。
塗り方は、ローラーやエアレスなどですが、ほとんどローラー塗装が一般的で
注意
いぶしは、メタリックなのでローラーでは色ムラができるので、機械のエアレスの方が圧倒的に美しく仕上がります
下塗り(1回)と上塗り(1回)を同じ塗料で2回塗れば塗装完了です。
物凄く作業性が良くて工程が楽な塗料で、しかも耐久もしっかりしている最強の塗料なんです。
まとめ
瓦の中でも釉薬瓦や、いぶし瓦などの陶器瓦の塗装について見てきましたが
これは15年以上前、kuro自身も当時は陶器瓦の塗装に悩んでいました。
当時の自分
「塗れる塗料がない!」というのが1番の悩みで、お客様に塗って欲しいと言われていたので、塗料会社を訪問しまくって情報を集めていた時期が懐かしいです。
今みたいにインターネットで調べれば、なんでも情報が揃う!なんて時代ではありませんでしたし。
そして、やっと大同塗料に辿り着いた時は本当に感動でしたが
いざ塗る時
せっかく塗装したのに、すぐに剥げてきた!なんてことは絶対にあってはならないので、実際に塗る時も不安いっぱいでした。
ですが、その当時塗装した屋根も2021年現在もまったく問題がない状態です。
それから数多く陶器瓦の塗装してきましたが、間違いなく塗装することで、瓦の耐久性も向上しています。
陶器瓦は、劇的に見栄えが美しくなり瓦の耐久性アップするので
選択肢としては、かなりオススメです。
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